台風や豪雨など災害時に愛車を守る対策とは?
こんにちは。株式会社Rayoflightの木村です。
車のことは意外と後回しになりがちなのかもしれません。
車販売店の方の対策は、一般の私たちも参考になるな、と思いました。
避難の時は車がないと、という方や、避難所ではなく車中泊という選択肢もあるので、すべての方には当てはまらないとは思いますが。。。
そうでない方は、いざというときに車を避難させられる場所を事前に調べておいてもいいですね。
雨量増加で浸水や土砂災害の被害が拡大中
昨今では、河川の増水や氾濫が引き起こした浸水や土砂災害も増えており、河川が氾濫して自分のクルマが被害に遭うという事態も考えられます。
人間だけでなく、クルマにとって安全な保管場所(駐車場)を探すのは容易ではなく、事前に対策を考えておく必要がある地域も多くなっています。
そこで、中古車販売店のスタッフに、台風や豪雨のときのクルマへの対処法を聞いてみました。
多くのクルマを扱うプロは、どのような対策をしているのでしょうか。
「基本的には、少しでも高台にあるモータープール(在庫車両の保管場所)を契約しています。また近くに河川がある場合は、別の屋内駐車場に高額なクルマから分散して避難させるなどで対応しています。
暴風予報がある場合は、飛来物への注意も必要だと考えています。看板やゴミ箱などが風に飛ばされればクルマを傷つける可能性もありますので、在庫車の周辺にはできる限り物を置かない、出入り口に浸水を防ぐための土のうを準備することもあります」
前出の中古車販売店のスタッフスタッフは、大雨や河川の増水による浸水被害に加え、次のような点も指摘しています。
「過去の経験で意外に多かったのが、周辺住宅から飛んできた物干し竿による被害です。また、たいていのマンションは1階に駐車場がありますが、高層階のベランダから物干し竿が落下してクルマの窓ガラスを直撃し、修理を頼まれたこともあります。マンションの駐車場を利用している人は注意したほうがいいかもしれません」
半地下の駐車場やカーポートを設置している場合も、浸水や強風による倒壊被害などを考慮する必要があるそうです。
クルマを避難させるか? カバーで保護するか?
一般的なユーザーがクルマを台風被害からクルマを守る方法としては、どうするのがいいのでしょうか。
「シャッター付きの屋内駐車場がベストではありますが、1番いいのは商業施設などの立体駐車場へクルマを事前に非難させておくことです。1日駐車しておいても数千円で済みますし、上層階に停めておけば河川の氾濫や高潮など心配もありません」(中古車販売店スタッフ)
万が一に備えて、近隣の立体駐車場を事前にチェックしておきたいところです。
くるまのニュースより引用 https://kuruma-news.jp/post/302528
また、早めに立体駐車場にクルマを移動させておくことで、クルマへの被害を心配する手間が省け、自分や自宅の被害を最小限にとどめる対策に専念できるメリットもあります。
「浸水の心配がない自宅や駐車場でクルマを移動させない場合は、ボディカバーを使用するのもいいといます。その場合は、風によってカバーが外れないようにロープなどで固定したいところです。 カバーのバタつきによるボディ表面への擦り傷が心配な人は、いらない毛布などをクルマに被せた上からブルーシートなどで覆うのもよいと思います」(中古車販売店スタッフ)
ブルーシートなどはホームセンターや100円ショップでも入手可能ですし、クルマ以外にもさまざまな用途に使えることから、複数枚備蓄しておくといいかもしれません。 ただし、大切なクルマを守るためとはいえ、台風が直撃している真っ只中での移動は控えたほうが安全です。 移動中に飛来物でケガをする可能性もありますし、移動中の道路が冠水するかもしれません。まずは自分の命を一番に考えて行動しましょう。
もうひとつ事前にできる準備といえば、「車両保険」に加入することです。
自動車保険会社チューリッヒによると、任意保険に加入している人のうち、車両保険にまで加入している人は全体の43.8%程度だというデータがありますが、車両保険では台風や豪雨などの天災による被害に対して、契約した保険金額を上限に保険金が支払われることになっています。
ちなみに、地震や津波などの場合は別途「地震特約」が必要になります。
対人・対物だけの任意保険料と比較して、車両保険まで加入すると年間で数万円高い出費となりますが、住宅や駐車場の位置が被害に遭いやすい地域にある場合や、高額なクルマに乗っている人は、車両保険へ加入することが台風・豪雨対策のひとつになるといえます。