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脱線についても進化していた東海道新幹線 その新兵器とは2020.11.13

Ray of light

こんにちは。株式会社Rayoflightの木村です。
こういう新兵器ができるのは頼もしいですね!


ミリ単位で「新幹線の巨体」を動かす

「10か20で刻んでいったほうがいいと思います!」
「海側に10mm動かします!」
「フランジあたらないかな?」
「海側に5mm横送り開始!」
「No.3軸に比べ、No.4軸が山側に10mmほどねじれています!」


JR東海が、2020年11月5日(木)に東海道新幹線の三島車両所で実施した「総合事故対応訓練」のひとつ、「脱線復旧訓練」です。


大きなN700系新幹線の車両を脱線させ、復旧する訓練なのですが、そこではミリ単位での仕事が行われていました

かんたんにいうと、車両を油圧ジャッキで持ち上げて、車輪がレールの直上へ来るよう調整し、本来の場所へ降ろす、という流れです。声を出しながら6人が連携し、作業は進行。長さ25000mm、高さ3600mm、幅3360mmというN700系新幹線の大きな車両が、ゆっくりと、そして正確に戻っていきます。


「脱線復旧」という、鉄道を運行するにあたって、しないほうがいいけど、できないといけない作業。車両が2020年にはN700Sへ進化したように、この脱線復旧作業も進化しているそうです。

脱線し、車両と車両がずれてしまったN700系。(2020年11月5日 恵知仁撮影)

進化する脱線復旧 JR東海が開発した新兵器とは

 JR東海は前回2019年の「総合事故対応訓練」で、「車体支持式横送り装置(脱線車両を持ち上げて左右方向の位置を調整できる装置)」の試作機を公開し、現在はその量産型を導入済み。 そしてJR東海は今回2020年の「総合事故対応訓練」で、「台車回転補正治具(車輪の向きとレールの向きを合わせる装置)」を初公開し、これも2020年度中に導入する予定とのこと。


これら新しい装置の導入により、作業時間は180分から100分に、機材の重量も689kgから237kgに、必要な人員も12人から6人へと、作業速度と効率が大きく向上するそうです。


ちなみに、従来の装置は台車(車輪のある部分)を車体ごと持ち上げて作業していたのに対し、新型は車体を持ち上げているのがポイント。車体を持ち上げたとき、台車が外れないよう固定する方法を工夫したそうです(かんたんにいうと、車体は台車の上に載っかっているだけのため、車体を持ち上げても台車は下に残ってしまう)。


なおJR東海の発足以降、東海道新幹線の営業線上で脱線事故は起きていないそうです。


乗り物ニュースより引用https://trafficnews.jp/post/101586

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